ヨーロッパにおける自動車文化は日本におけるそれよりはるかに深いものがあります。 それは車関係の書籍にも現れており、日本で出版される書籍が主に雑誌の延長線上であったり(いわゆるムック)、自動車評論家の体験に基づいたものであるのに対して、ヨーロッパでは研究対象になるにまで至っています。 対象はメーカーやカロッツェリアであったり、具体的な自動車や人であったり、また広告や経営方針であったりします。 イタリア車が好きであるなら、そのような本場の文化や歴史に触れることはとても楽しいことです。 もちろん日本語ではありませんので即座に読むことはできませんが、気に入った一冊の本を辞書を片手に少しずつ読んでいただくのもまた楽しみのひとつです。
ここで紹介させていただく洋書は、全て中身を吟味して選んだものばかりになります。 特に重点を置いたのは以下の3点です。
・資料性が高いもの
・写真が美しいもの
・マニアな方をうならせるもの
少なくともこれらのいずれか1つを満たすものを選んでいます。もちろん内容の濃さは価格に比例しますが、購入していただいて後悔のしない、全て自信を持っておすすめできる書籍ばかりです。
画像は表紙だけになっています。 中身を知りたい方は遠慮なくお知らせください。 個別に画像を送らせていただきます。
書籍の説明についてはできるだけ内容を分かりやすくしましたが、更に選んでいただきやすいように以下のような基準を設けました。
・メーカーの資料度:☆☆☆☆☆
・自動車の資料度:☆☆☆☆☆
・ビジュアル度:☆☆☆☆☆
・ディープ度:☆☆☆☆☆
メーカー及び自動車の資料度は、資料としての価値がどれほどあるかです。 メーカーについての記述なのか、自動車についての記述なのかと、それがどれほど詳細になされているか、の目安にしてください。
ビジュアル度は写真の美しさ及び見応えです。 高価なカラー写真集を満点にしていますので、通常の書籍の場合はいくら写真が充実していても★は4つになっています。また、モノクロ写真が中心でも、写真自体に見応えがあるものは★が多くなっています。
ディープ度は、テーマとなる内容に他とは違う特徴があるか、またテーマをどれだけ深く掘り下げてあるかになります。(これは資料度と関連してきますが) どちらかといえばマニア向けの書籍になります。
ディープ度が低い書籍は価値が無いということではありませんのでご注意ください。
星の数
☆☆☆☆☆ 星0個 : その項目については期待しないでください。
★☆☆☆☆ 星1個 : その項目についてはわずかな期待ができます。
★★☆☆☆ 星2個 : その項目については普通です。
★★★☆☆ 星3個 : その項目については充実しています。
★★★★☆ 星4個 : その項目についてはとても充実しています。
★★★★★ 星5個 : 言葉で表現できない程、充実しています。
以上のような基準にしています。 星が3つついていれば、それについては充分な内容になりますので、星3つを選択の基準にしていただければいいと思います。